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2012年10月14日日曜日

最富キョウスケ『男前!ビーズ倶楽部』感想&あらすじ

作品名: 男前!ビーズ倶楽部 (フラワーコミックス)
漫画家: 最富キョウスケ
単行本: 全1巻
初出 月刊少女漫画雑誌『Betsucomi』2004年9月号~11月号掲載作品。
ジャンル 学園モノ 高校生 ラブコメ
トーン ほのぼの コミカル

[あらすじ〕
あなたは“男前の女”ってご存じですか? わたくし追川唯吹(おいかわいぶき)がまさにそれなんです!! でも、転校を機にかわいい女を演じることを決意。ところが、転入初日、私の男前なところを目撃した怪しいカラス使いの男に連れて行かれた先…そこはなんと!? 全速力でブッチギれ!! 最富キョウス ケ初単行本参上!!

[感想・評価]
最富キョウスケさんのデビューコミック。ご本人曰く、男前男前と連呼するわりには美しい男が出てこず、少女漫画の基本姿勢を堂々と無視した作品だそうですが、男前の意味が違うんですよね^^ 外面じゃなく、キャラの中身、人間性で勝負できるところが、この漫画家さんの強みだと思います。

武道家のヒロインは、男勝りな性格のせいで高校生になっても彼氏ができず、転校を機に、おしとやかになろうと決意するものの、転校早々、条件反射でやってしまった熱いアクションシーンをビーズ部部長だという怪しげな男に見られて、その男気を買われて、強引に入部するように口説かれる、という展開。

でも実は、そのビーズ倶楽部は、 地下組織のような「生徒会」で、鴉つかいの部長兼生徒会長にはじまり、所属部員全員が、奇人、変人たちの寄せ集め(笑)

今迄、周囲から浮いていたためか、無理して自身を変えようとしていたヒロインが、 彼らとの出会いにより、素の自分をさらけ出せる居場所を見つけられるという展開に、ほっこりした気分になりました。そして、一風変わっているが、中身は真の男前・生徒会長様との恋の駆け引きも見物~。ヒロインが恋と友情と正義に燃える男前な青春ストーリー、長編ではありませんが、十分、読み応えがあります!

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