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2020年7月18日土曜日

湊よりこ(原作:キム・ローレンス)『シークとの一夜』

作品名: シークとの一夜
原作者: キム・ローレンス
漫画家: 湊よりこ
出版: 全1巻
テーマ: 国際恋愛 シーク
トーン: シリアス
関連作: シークとの一夜(小説版)
試し読み: シークとの一夜

[作品・作家紹介]
イギリスのロマンス作家

[あらすじ]
母の葬儀の日、イーヴァは驚くべき事実を知る。亡き父は中東の王国アザリムの王子で、自分はプリンセスとして隣国の皇太子との結婚話が進められているというのだ。しぶしぶ見合いに応じるが、相手のシーク・カリムはなぜか真夜中に血だらけで部屋に現れた。ひとまずソファで休ませるが、その夜、イーヴァは男性のたくましい腕に全身をさわられ、身体の芯を熱くひき裂かれる夢をみる。翌朝、裸で目覚めたベッドの横には彼がいて……!?

[感想]
128ページ。母の死後、父方の祖父がアラブの王国アザリムの国王であることを知らされた西洋育ちのヒロインと、お見合い相手である隣国の皇太子のお話。

(ネタバレ注意→)中身の薄いストーリーに、売りである性描写を散りばめただけという印象を受けた。西洋人の浮ついたパーティガールと、人権侵害が甚だしいアラブの傲慢シーク。

異国の文化をまったく尊重する気がないなら中東を訪問しなければいいのに、肌を露出したり、禁じられているお酒を風呂場でがぶ飲みして溺れかけたり、母と恋仲だった若い男をわざと誤解される形で一緒に連れてきたり。

軽薄なヒロインがお酒に酔って寝ている間に、これまたろくでなしの傲慢ヒーローがレイプ。バージンに見えないヒロインだけど初めてだったらしい。レイプ犯のくせに、ヒロインが悪いと罵倒する流れ。男尊女卑の態度をあからさまにして散々ヒロインを侮蔑してきたくせに最後は処女という事実その1点だけで、それまでの悪態を翻してヒロインを女神化。はいはいという感じ。


シークとの一夜

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