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2020年7月18日土曜日

村田順子(原作:デボラ・シモンズ)『放蕩者とひと雫の恋』

作品名: 放蕩者とひと雫の恋
原作者: デボラ・シモンズ
漫画家: 村田順子
出版: 全1巻
テーマ: 歴史 ミステリー
トーン: ほのぼの 甘々
関連作: 放蕩者とひと雫の恋(小説)
試し読み: 放蕩者とひと雫の恋

[作品・作家紹介]
アメリカのハーレクイン・ヒストリカル作家

[あらすじ]
サットン家の令嬢グロリーは、一族の遺産であるスパの再興を決意した。はたちにもなって未婚であることをおば様はとやかく言うけど、恋愛より夢中になれるものがあるほうが大切よ。ところが、村にたまたま滞在していた公爵のオベロンがグロリーの計画をままごと扱いし、行く先々に現れて口出ししてくる。なんて傲慢なの! 公爵様だろうと私の邪魔はさせないわ。そのときふたりは知らなかった。クイーンズ・ウェルの温泉水に宿る、ロマンティックな魔法を……。

[感想]
127ページ。サスペンス要素も加味されたヒストリカルロマンスの王道。起承転結を意識した構成、魅力的なキャラ設定、ヒストリカルな時代設定にマッチした丁寧で気品あふれる画風で展開される質の高いラブコメ。

(ネタバレ注意→)竹を割ったような気持ちの良い性格をした聡明で行動力のあるヒロインと、一見とっつきにくく見えるが根は単純で誠実なヒーローが繰り広げる軽妙なやりとり、二人をくっつけようとするヒーロー母の可愛らしい思惑に乗せられ、まんまと意識しはじめる二人の様子、また犯人捜しやヒロインのご先祖にまつわる秘密など、ロマンスとミステリーとヒストリカルな要素が入り混じったドラマチック&先の読めないストーリー展開に惹き付けられ、最後までほのぼのドキドキ楽しく読了。


放蕩者とひと雫の恋

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