19巻は204話~213話収録。本土の塾に通い始めたタケヒロが変わり果てた初恋相手の悠子ちゃんを見かけてショックを受けながらも、荒んだ生活を送る悠子ちゃんを助け出そうとするお話と、島を出る決意を固めた星野さんにずっと待っているからとコトー先生がプロポーズするお話。
★医大進学を目指して島を出る星野さん
コトー先生が贈った婚約指輪を置手紙と一緒に残して島を出て行く星野さん。
20巻は214話~224話収録。島に新たな看護師がやって来るお話と、江葉都先生が増生島に鳴海先生を連れてくるお話。
★准看護師の仲依ミナ
天真爛漫。愛称はミナチン。患者さんに和んでもらうために待合室に大きなクマのぬいぐるみ「クマチン」を設置。
・32番目の手術:第二子妊娠中のグラント(石原)ゆかこ(二回目)
子宮外妊娠で出血性ショックを起こす。ミナチンにとって人生で初めてのオペ看。何度か取り乱してしまうが、コトー先生に叱咤されながら、なんとかやり遂げる。
★鳴海先生の生い立ちが明らかに
三上先生と瓜二つなのは双子だったから。貧しい母子家庭出身で母の病気を機に三上先生は施設に預けられ、鳴海先生は養子に出されたが、鳴海先生は自分だけが捨てられたと思い込み、母を恨み、双子の三上先生に嫉妬し、三上先生が医師を目指していることを知って、彼の上に立とうと自分も同じ道に進むが、その途上で三上先生は帰らぬ人に。
三上先生の妻・恵さんから真実を聞かされて涙を流す鳴海先生。そんな鳴海先生に江葉都先生が励ましの声をかける。三上新一がそうであったようにお前も医者になれと。
その後、心を入れ替えた鳴海先生に島の人たちは三上先生が戻ってきたと手を合わせて喜ぶ姿にじんわり。コトー先生を介して巡り合った三上先生⇔江葉都先生⇔鳴海先生の相互影響が尊い。
・33番目の手術:アキレス腱を損傷した古志木町の助役
★クニちゃんが不良に
あの正義感が強くて男気のあるクニちゃんが悠子ちゃんと同じ理由で非行に走るとは...。