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2022年10月5日水曜日

長池とも子『傭兵隊長の花嫁』ネタバレ感想

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作品名 : 傭兵隊長の花嫁
漫画家 : 長池とも子
出版  : 秋田書店 (2020/4/16)
コンパス (2022/3/17)
ジャンル: 16世紀イタリア 身分違いの恋
トーン : ほのぼの
試し読み: 傭兵隊長の花嫁(広告リンク)

[あらすじ]
16世紀イタリア。メディチ家に仕える娘・エレナは奥方の命令で新領主となった傭兵隊長・ダヴィデの人となりを探る為、彼の料理人となる。無愛想で偏屈なダヴィデは、エレナの作った料理をほとんど食べないばかりか、寝床に書庫を与える始末。しかしそれには理由があることを知り…、ダヴィデの本当の人柄とは…?華やかなルネサンス期の純愛ラブストーリー! 《当コンテンツは秋田書店プリンセス・コミックスDXロマンス『傭兵隊長の花嫁』の電子再編集版です。購入に際しご検討ください。》

[感想]

既刊『メディチと薔薇の娘』と同じくメディチ家を扱った作品ですが、前者が恋愛要素が薄い1話完結のミステリー仕立てだったのに対し、こちらはメディチ家(ジョヴァンニ・デ・メディチ)に仕える料理長の娘とロマーニャの領主兼傭兵隊長との身分違いの恋が優しいタッチで描かれています。

今回も実在の人物が登場します。ヒロインが仕えるメディチ家の有力者でルネサンス最後の傭兵隊長と称された黒隊長ことジョヴァンニ・デ・メディチとその妻マリア・サルヴィアティ 。

ヒーローはジョヴァンニの部下で戦略上重要な拠点であるチェゼーナ城を任されることになった新城主のダヴィデ・ロマーナ。こちらは作者の創作で架空の人物のようです。

奥方のサルヴィアティに命じられて猛者ばかりの男所帯を手伝うために料理人としてチェゼーナ城に赴いたヒロインが強面美形ヒーローと少しずつ絆を深めて心を通わせるまでの過程を他の傭兵たちとの交流などを交えて描いた作品。

悪人が出てこない優しい世界観。ヒーローの堅物紳士具合と、ヒロインを妹のように慈しむ奥方の粋な計らいにほっこりしました。

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傭兵隊長の花嫁


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