
嫁ぎ先の志喜家に到着する玉姫に扮する月。結婚相手は自分より2歳年下の15歳の若君と告げられ、ふと疑問に思う月。
大名家同士の縁組だから政治的思惑があるのだろうけど、嫡男の晴貴はまだ15歳なのになぜ父である藩主はそんなに結婚を急ぐのだろうかと。 そんな疑問を抱きながら、ついに殿様と結婚相手の晴貴と対面する月。
目次:
第4話
第5話
第4話
殿様はキツネ顔のシュッとした顔立ち。そして晴貴はというと・・・
婚礼の席に寝起きのようなボサ髪でやってきて・・・😅
あどけなさが残るツンとした少年。非社交的キャラだけど別に不服というわけではないようで、粛々と婚礼の儀は進んでいき・・・
15歳ということで反抗期真っただ中なのかと思ったら、どうやらそうでもなく。
この後のやりとりを見る限り、何か訳ありで秘密を抱えているみたいですね。
初夜をどうやって角を立てずに回避しようかと悩んでいた月だったけど、晴貴に先に寝て構わないと言われ・・・。
お疲れだろうからと淡々と告げる晴貴。ホッとして眠りにつく月だけど、真夜中に異変発生!
何もせずに布団を並べて寝ていた二人だけど、夜中に晴貴の様子がおかしくなり・・・。
殿様が結婚を急いだ理由はひょっとしてこれなのかな?
ファンタジー要素が入っていたりするのか、晴貴がどんな秘密を抱えているのか、続きが俄然気になります。
第5話
夜中に異変発生ということで、ファンタジー要素(獣に変身とか)が入っていたりするのかと思ったら、熱病!?
晴貴のことが心配で目が覚めてしまう月。起き上がって晴貴の様子を見守ることに。
月がうつらうつらしながらも、ずっとそばについていてくれたことを知った晴貴は、素直に感謝の言葉をかけつつも、どこか諦観。
剃髪した老年の藩医が登場。いつものことというように落ち着き払った様子の侍医。晴貴が苦しそうにしているのに、眠り薬しか処方しなかったことに唖然とする月。
ヤブだの、このハゲだの、容赦ない月の心の声に笑ってしまったけど、それだけ晴貴のことが心配になったようで。
晴貴は月(結婚相手)を巻き込みたくないのか、目を覚ますとすまないと言葉をかけ・・・。
翌日、屋敷を偵察した侍女たちによると、晴貴は昨年初めに原因不明の重い病いにかかり、病状は日に日に悪化の一途をたどっているのだとか。晴貴は長くは生きられないと診断されたため、藩主が先手を打って婚礼を急いだらしく、御月家の姫が選ばれたのも健康で長寿なことで有名な一族だからで、次の跡継ぎとなる嫡子を一刻も早く産ませるため。
事情を知った月は憤慨&晴貴に同情して・・・。
晴貴は何の病気にかかっているんだろう?
頭が良く、現代人の知識がある月が助けになれるといいんだけど。


前作全16巻