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2024年6月11日火曜日

『王家の紋章』第23巻ネタバレ感想【細川智栄子】


王家の紋章 23

今巻もキャロル側の現代編とメンフィス側の古代編が交互に描かれていく構成になっています。キャロルがピンチに陥った際に古代(メンフィス)と交差する瞬間も!

スペンサーのエジプト展で偽物が17点も見つかり、スペンサー石油は信用ガタ落ちに。スペンサーと不正に加担したエジプト人たちはキャロルとリード家を逆恨みして何やら画策中。

そんな中、再びキャロルに会いに来くるアフマド。二人でクルージングに行こうと誘うつもりが、キャロルの友人たち+嫉妬メラメラのジミーもついてきて・・・。

パパラッチにアフマドとキャロルの“熱愛”クルージングをスクープされ、困惑するキャロル。アメリカの大富豪令嬢とアラブの大富豪が婚約かとマスコミが騒ぎ立て、キャロルへの憎悪をますます募らせるスペンサー。あの娘のためにスペンサー石油は大打撃だと怒りが爆発。

どうやらスペンサーが動く前に息子が暴走したようで、アフマドの名を騙ってキャロルを呼び出して拉致した後、アラブ人の仕業を装って100億の身代金を要求するスペンサーの息子。お金だけ奪い、キャロルは口封じと腹いせに殺すつもりのようで・・・😨

家族と友人たちがショックと心配で取り乱す中、犯人を刺激しないように極秘で捜査が進められることになり、地元警察の協力の元、キャロルの居場所を突き止めるために持てる力を総動員するライアンとアフマド。

その頃、古代ではエジプト軍とバビロニア軍の戦いが激化。バビロニア軍は死海近くのソロとサマリアの城砦に攻め込んだだけでなく、エジプトにとって重要な武器鋳造拠点であるシナイ半島の銅山にも奇襲をしかけてきて・・・。

エジプト兵の抵抗むなしく、銅山は陥落。その直後にツロも陥落したとの一報が入り、アイシスを帯同して指揮を執っていたラガシュ王は上機嫌で高笑い。メンフィスが向かったはずのツロも陥落したと知ったアイシスは、顔を曇らせ心配顔に。

緒戦はバビロニアが優勢かと思いきや、ここからメンフィスが反撃開始。銅山への奇襲を読んでいたメンフィスは極秘ルートで銅山入りし、奇襲返しで銅山を奪還。ラガシュ王はサマリアの砦へ後退。ただ、不気味なのは両者の戦いをアルゴン王がこっそり観察していたこと。

現代ではキャロルが砂漠で追い詰められ・・・。 スペンサーの息子がアラブのならず者たちをけしかけ(好きにしろ、ただし生かすなと)、絶体絶命のピンチに陥るキャロル。次の瞬間、古代の声に導かれて岩窟に入り込んだキャロルの眼前にメンフィスが現れ(バビロニア軍と戦闘中)、キャロルの悲鳴を聞いて男に矢を射るメンフィス。キャロルを捕まえた男に命中し、男は即死。

 最後のシーンでようやくライアンとアフマドたちがキャロルが監禁されているアジトを見つけたところで次巻へ。


王家の紋章 23


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