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2016年2月27日土曜日

[森崎朝香x凪かすみ]銀嶺の巫女

作品紹介
タイトル: 銀嶺の巫女
著者: 森崎朝香
イラスト: 凪かすみ
出版: 既刊2巻–2013年・2014年8月
一迅社文庫アイリス
トーン: シリアス、せつない
キャラ: 小国の王x隣国から逃げ出した巫女
タイプ: 紳士x内気なヒロイン
試し読み: 銀嶺の巫女

[出版社のあらすじ]
神の器となる姫巫女――その候補でありながら、次代の帝の企みを知り、儀式で必要とされる<神名>を奪い逃亡した榧(かや)。罪人として追われる彼女を救ってくれたのは、辺境の小国ギンレイの王・焔(ほむら)だった。偶然から、榧は彼を巻き込み神と誓約を結ぶことになってしまう。そんな彼女を守り優しくしてくれる焔に、榧は惹かれていくが……。孤独で無垢な巫女は、王と出会い求められることの喜びを知る。巫女と王が奏でる和風ラブファンタジー!

[感想]
まずは1巻読了。和風ファンタジーとのことだが、そんな感じがあまりしない。むしろ中華風に近い感じではないかな。かすみさんのイラストが作品の雰囲気に合っていて良かった。口数が少なく、内向的なヒロインのことを包み込むように守り、ぐいぐい引っ張っていく男前ヒーローがかっこいい。おどおどしたヒロインが頼りになるヒーローに対して次第に心開いてゆくところに王道的楽しさがあり、二人の恋の行方を追いかけたい気持ちにさせる。キャラは好みなのだが、二人を取り巻く環境が壮大すぎて、1巻では到底おさめきれない内容になっている。そのせいで、描かれている世界観が断片的な印象を受け、やや説得力に欠ける。1巻では未解決だった部分、敵対する太子たちの動静などが2巻でフォローされていると良いのだが。

2016年2月5日金曜日

[山本 瑤x雲屋 ゆきお]蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方

作品紹介
タイトル: 蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方 (コバルト文庫)
著者: 山本 瑤
イラスト:  雲屋 ゆきお
出版: コバルト文庫 – 2015/6/2
トーン: コミカル ほのぼの せつない
キャラ: 辺境の伯爵x魔女と忌み嫌われる王女
タイプ: 男らしいヒーローx勝気なヒロイン
試し読み: 蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方 (コバルト文庫)

[出版社のあらすじ]
絶対、貴方に求婚させてみせる!!悪戯好きで魔女と忌み嫌われ、ルブラン王国を追放された王女・エミリエンヌは残忍な氷狼公と悪名高い辺境伯ラファエルに花嫁として召し出されるがすげなく拒絶される。ラファエルを屈服させるため、エミリエンヌは意地でも彼に求婚させると決心し…!?タイムリミットは一ヵ月。求婚したら負け!極悪公爵VS性悪王女、激辛×激甘ラブバトルのはじまり

[感想]
キャラの組み合わせが最強。 かなりアクの強いヒロインだが、ヒーローも負けていない。双方とも奥行のあるキャラとして描かれているから、単なる頑固者同士の薄っぺらな掛け合いに陥ることなく、ぐいぐい読ませる展開になっている。

魔女裁判で処刑された叔母そっくりな容姿のせいで、魔女として忌み嫌われてきたヒロインの反骨精神が小気味よく、悪名高いラファエル伯とのスリリングな掛け合いに惹き込まれた。ヒロインの長年の孤独や生き残るために露悪的にならざるを得なかった事情を知ると、同情心が湧くし、二人とも根は優しいことを知ってしまえば、好きにならずにはいられないなぁ。良いところで終わっているので、ぜひ続編を希望したい。

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