※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2012年10月29日月曜日

細川智栄子『王家の紋章』雑誌2012年8月号あらすじ


月刊 プリンセス 2012年 08月号 [雑誌]

 今回は久しぶりにアイシス登場。しかも、その理由が、なんとお世継ぎ誕生!

 驚きました~。36年目にして、やっと!・・・といっても、王家の皆さん、ほとんど歳を取っていませんが(笑)

 エジプトは、ここのところずっと諸外国と戦争状態にあり、キャロルとメンフィスは離れ離れになってるし、2世誕生を半ば諦めていた私としては、あのアイシスが母親になったことに、なんだか感慨深いものがありました! これで、エジプトでも世継ぎ問題が浮上するのか、どうなのか・・・。

【あらすじ】

 「バビロニア王国に世継ぎ王子ご誕生ぞー!」

 アイシスが男の子を出産し、バビロニアは世継ぎ誕生に沸き返った。

 「おお、アイシスよ。わがバビロニアの世継ぎ王子、よくぞよくぞ産んでくれた。和子は・・・そなたとわたしの深い愛により生まれたのだ。ともにいつくしみ、ともに立派に育てようぞ、アイシスよ」

 王子を大事そうに胸に抱き、喜色満面のラガシュ王。しかし、アイシスはひとり浮かぬ顔。ラガシュ王が民の祝賀を受けるために部屋を出て行くと、ベッドに突っ伏して、嘆くアイシス。

 ”この子が・・・メンフィスの子であれば、どれほどにどれほどにしあわせであろうに”

 「わたくしが・・・産んだ・・・いとしいわが子よ・・・そなたをわたくしとメンフィスの和子と思って育てましょう。アリ、この思いのほかにわたくの心は救われぬ!いつかエジプトへ・・・いつか・・・メンフィスのもとへ・・・」

 バビロニアの世継ぎ誕生の知らせは、すぐにエジプトにも伝わった。キャロルは、自身に降りかかったバビロンでの様々な恐ろしい出来事やアイシスの裏切りを思い出し、複雑な思いを抱きつつも、過ぎたことは忘れようと己に言い聞かせるのだった。

 その頃、メンフィス一行は、エジプト船が待機する紅海を目指して船着場から舟で川を下る計画を立てていたが、船着場でエレニーの手下が案内人になりすましていることに気づかず、その男に導かれるまま、舟に乗り込む。

  少し前から一隻も舟が行き交わないことに異変を感じたメンフィスは、案内人を追求するが、男はこの川で間違っていないとはぐらかす。しかし、舟が向かう先は、紅海ではなく、崖間の急流で・・・。

 「いや!ミヌーエ!この川は上ってきた川と違う!流れが速い。舟をもどせ案内人!」

  ミヌーエ将軍に首根っこを掴まれた男は、ついに正体をバラす。

 「ふん、こうなれば教えてやるか。わが青の王子マシャリキさまを苦しめたエジプトの王よ。いま頃、気づいてももう遅い!」

 「なにーっ 青の王子とは何者だっ」

 「王よ、青の王子はわがアビシニア王国の誇れる王子!マシャリキさまだ!」

9月号へ

2012年9月号のあらすじ

ブログ