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2015年5月14日木曜日

細川 智栄子『王家の紋章』雑誌2015年6月号


プリンセス 2015年 06 月号 [雑誌]

タヌト妃の書状を受け取ったキャロルはメンフィスを救うため、王宮を抜け出し、ヌビア兵が待つ東の砂漠へ向かったが・・・!?

今回は長ったらしいレビューになりました。。


テティと励まし合って、東の砂漠に到着したキャロルは、待ち構えていたヌビア兵たちに、自分をメンフィスのもとに連れて行くように命じる。キャロルを馬に乗せたヌビア兵たちは、エジプト兵の追跡をおそれて、急ぎヌビアへ向けて出発する。

その頃、岩窟神殿に閉じ込められていたメンフィスは、外に身を隠している兵からの知らせで、タヌト妃が各部族に働きかけて兵を集めていること、さらには、エジプトに使者を遣わしてキャロルをおびき寄せ、王不在のエジプトを狙って動き始めたことを知る。

「来てはならぬ 来てはならぬ、キャロルよ!」

メンフィスの慟哭を遠い地で確かに感じ取るキャロルだが・・・。(テレパシーといってもキャロルの場合は、相手が何を言っているのか、正確に聞き取ることはできないんですね・・・悲)

灼熱の砂漠で、のどが渇き、意識がもうろうとし始めるキャロル。近くにオアシスがなく、村に寄れないために、水や食糧が少なくなり、ひそひそと相談しはじめるヌビア兵たち。少し休憩をとって、とにかく前へ進むしかない。草原に出るまで休まず移動を続け、草原を抜けたところでようやく夜営をすることにしたのだが、なんと油断した隙に、残りわずかな食糧を積んだ馬まで逃げ出してしまい・・・。

途方に暮れて、辺りを眺め回すヌビア兵たち。すると少し向こうの方で、むくむくと煙が立ち上っているのを発見。火を焚き、休息している旅商人に出くわし、これ幸いと水と食料を分けてもらおうと声をかけるが、目つきがいやに鋭い覆面の男は、まったく無関心な様子で、断るときっぱり言い放つ。(しかし、なんとなく演技っぽい)

交渉の末、ヌビアを通ってアビシ二アまでの道案内をするかわりに、食糧と水を分けてもらえることに。(この人、遠くからみたときハサンかと思ったんですが、目元がどうも違う。アビシニアといえば、やっぱり、あの人?マシャリキ。それとも、男装したエレニー?夜だし、うつむき加減なので、肌の色が白いか黒いかさえ見分けがつかず・・・。もしかしたら、イズミル王子の可能性も?うーん、この人物が敵か味方かによって、展開ががらりと変わりますね・・・)

水と食糧をなんとか確保し、キャロルを囲んで出発するヌビア兵たち・・・。 つづく



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