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2015年11月20日金曜日

細川 智栄子『王家の紋章』雑誌2015年10月号


プリンセス 2015年 10 月号 [雑誌]

キャロルが明日には到着する!!それを聞いた捕らわれの身のメンフィスは、タヌト妃との過酷な戦いを覚悟する。またちょうどその頃、漆黒の洞窟を抜け出したウナスは、おびただしい数のヌビア兵をみつけ・・・!?

ようやく長い地底の洞くつから脱出したウナスは、ヌビアの少数部族が王都へ向けて大行進しているところに遭遇する。ただ事ではない様子に危機感を強めつつ、兵士に命じてあたりを捜索させたところ、恐ろしい事実が飛び込んでくる。なんと、捕らわれの身のメンフィスたちに毒入りの食糧が与えられており、あろうことかキャロルまでおびき寄せられてヌビアへ向かっているというのだ。向かいの川岸の岩山にメンフィスが閉じ込められている神殿があるのを見つけたウナスは、一刻も早くメンフィスのおそばへ行きたいと焦りを募らせ、松明の炭と油で身体を黒くし、ヌビア兵の中に紛れ込む。

ヌビアへ向けて馬を走らせるキャロル一行と行動を共にする謎の旅商人、その正体がついにあかされる。 ターバンの下に隠されていたのはウェーブヘアのおなじみの人物。ルカだ。叡智を持つ姫とともにアナトリアの大地、ヒッタイト王国を治めたいというイズミル王子の積年の想いを誰よりもよく知る人物。姫を手に入れるためには、まず先にトラキア王国と戦わなければならないだろう。それまで姫を守り抜くようにと悲壮な覚悟をみせるイズミル王子の言葉がルカの脳裏にこだまする。憔悴したキャロルのそばに駆け寄りたいが、今は正体を明かせぬと煩悶するルカ。

キャロルがついにヌビアに到着する。タヌト妃は思いっきり恥をかかせてやろうと高笑いしながら、キャロルのもとへ向かう。

「そなたがナイルの姫かぇ・・?」

父王を暗殺したタヒリ王女の母、その上、メンフィスを捕らえた女かと思うと、恐怖のあまりに呼びかけられても、後ろを振り返ることができないキャロル。

「姫!なにをしている!このわたしに・・・頭を下げて懇願せぬか」

 恐怖で震えが止まらないものの、エジプトの品位をおとしめてはならないと自分に言い聞かせ、なんとか平静を装って、振り返るキャロル。その態度がタヌト妃には不遜に映る。

「その態度、生意気な、このわたしに頭を下げぬか。ええい、皆の者、何をしているぞ、姫の布をひきはがせー!頭を下げさせろ」

キャロルに近づこうとしたヌビア兵を「さがりなさい」と威厳をもって一喝するキャロル。ヌビア兵に紛れ込んでいたウナスたちが心配そうに固唾をのむ。ふてぶてしくみえるキャロルに憤慨したタヌト妃はメンフィスが毒を盛られて弱って動けないことを教え、まずは心理戦を展開しようとするが・・・?

1月号につづく。


そうか、旅商人の正体はルカかぁ。王家はそういう分かりやすいパターンで行くんでしたね。

キャロルがメンフィスと離れ離れになってから、あっちの世界ではまだ1年も経っていないようですが、雑誌を追いかけている者としては、もう4年も、待ってますからね。ヒロインとヒーローがこんなに長い間、話もできない、顔も見れない、いっさい会えない期間がだらだら続く少女漫画って他にあるのでしょうか・・・(苦笑)雑誌購読者にとっての4年はかなり長い。しかも、今号でも、まだ再会してないんですよ?このヌビアの件だけで何号分、費やす気なのかなぁ。この絶好のチャンスで、よもや再会できないようなことがあるとは思えないが、もし一瞬の再会でまたすれ違いを繰り返すようなら、もう追いかけるの、やめようかな・・・。



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