※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2016年12月27日火曜日

すもももも『後宮デイズ~花の行方~』第11巻(外伝1)あらすじ&ネタバレ感想

作品名 : 後宮デイズ~花の行方~
漫画家 : すもももも
出版  : 外伝1巻(シリーズ第11巻目)
ジャンル: 歴史モノ 王国
トーン : シリアス ほのぼの せつない
試し読み: 後宮デイズ~花の行方~ 第11巻

[初出]
『月刊プリンセス』2015年11号~2016年3月号掲載。

[あらすじ]
数々の困難や陰謀を乗り越え、ついに流星の妃となった翡翠。だけど、後宮は何やら騒がしい様子で…!?翡翠と流星の、そして4人の妃たちの物語が今、再び紡がれる!

[感想]
外伝開幕。はじまりの第1話は幾多の困難を乗り越えてようやく結ばれた流星と翡翠のその後が描かれており、信頼できる側近や大切な仲間たちに囲まれ、幸せそうな二人にほのぼの。2話以降は他の妃のお話にシフト。

外伝1巻目は銀宮の牡丹がメイン。この牡丹編、なかなか素敵な展開が待っていました😊

【以下ネタバレ注意】
翡翠以外に妃の役割を求めるつもりのない流星は、四人の妃(芙蓉、花梨、木蓮、牡丹)たちが望むならば、自由の身にすると通達。離縁後の身の振り方に困らぬよう金銭的な援助をし、他に嫁に行くのであれば後ろ盾になってその支度金もすべて用意すると告げる流星。

今回は4人のうち、芙蓉と牡丹の下した決断が明らかに。

芙蓉は後宮に残ることを選択。それというのも、本編のラストで少し匂わせていたあのことが関係していましたね。そう・・・!

やはり黄道の子をご懐妊~。表向きは流星の第一子。そうなると、今後お世継ぎ問題とかも発生しそうですが、後宮デイズの世界観ではあまり問題にならない雰囲気かな。翡翠とも良好な関係が続いているようです😉

次は牡丹。彼女は州公の命令で後宮を出て故郷に戻ることに。その帰途、盗賊に襲われた彼女を助けてくれたのは護衛のために流星がつけてくれた蓮霧将軍。堅物な武官とじゃじゃ馬姫の劇的な出会いという感じ。言動はそっけないけど、ケガをした足をそっと手当してくれた将軍のことが気になる牡丹。お互いに強烈な印象を残しあい、別れる二人。

将軍に護衛され、無事に故郷に送り届けられた牡丹は、好色で有名な中年の部族長の側室になるように州公に命じられ反発。脳裏をよぎるのはあの高潔な蓮霧将軍のこと。なんとか破談に持ち込もうと考えた牡丹は、自分には心に決めた相手がいると父に直談判。蓮霧将軍の名前をあげ、彼も一緒になろうと約束してくれたと大嘘を。

その後の展開が王道的楽しさ満載。 盗賊から取り返した荷物を牡丹のもとに届けに来る将軍。そこで自分が牡丹と結婚を約束した仲になっていることを知り、唖然!

牡丹に説明を求めて詰め寄るが、部族長との結婚から逃れるための苦し紛れの嘘だったことを知ると、態度を変えて牡丹を守る姿勢に。そして、絶妙なタイミングでみんなの前でプロポーズ💓

牡丹を無事に送り届けたことを流星に報告した蓮霧将軍が、しれーっとさりげなく最後に結婚したことを付け加えて、流星たちを仰天させるオチも楽しかったです。男前な蓮霧将軍なら牡丹を幸せにしてくれること、間違いなしですね☆

次巻はメガネっ子・木蓮の恋に期待!


ブログ