プリンセス 2015年 08 月号 [雑誌]
なかなか衝撃的だった8月号です。久々に刺激をありがとう!と思っていたら、 9月号でさらにびっくりな展開が待っていました・・・。そう来たかと。
メンフィスを助けるため、ヌビアへ向かったキャロルの到着を間近に控え、ぞくぞくとヌビアの各部族の兵士たちが都入りし、高揚感に沸き立つヌビア王宮。キャロルを生け捕りにして、恨みを晴らさんとばかりにみんなの前で辱めて殺してやろうとほくそ笑みながら待ち受けるタヌト妃。キャロルが到着次第、人質として捕らえられているメンフィスの前でなぶり殺して、エジプトまで攻め入る構えだ。(メンフィスは大事な人質として生かしておくようだ。)
しかし、毒入りの食事で弱っているかに思われたメンフィスたちは仕掛けられた罠を切り抜け、脱出の機会をうかがっていた。
一方、砂漠を移動中のキャロルは脱水症状からついに倒れてしまう。へとへと状態のヌビア兵たちは、キャロルを気にする余裕はなく、ただ一人、テティだけが懸命に看護にあたるのだが症状は悪くなる一方だった。焦りが募ったテティはキャロルを岩場の影に横たわらせ、遠くで焚火をしている旅商人に薬を分けてほしいと交渉しに行くが、そのわずかの隙にキャロルを狙う人物が現れ・・・!
「おぉ・・・姫よ。久しゅうやある。姫よ。やっと・・・やっとそなたに会えた・・・」
イズミル王子のクローズアップ!感極まった様子で嬉しそうに手を伸ばし、眠っているキャロルの額にふれたイズミル王子は、あまりの熱さに衝撃を受ける。そんな瀕死の状態でもなお、ヌビアへ向かおうとするキャロルの必死なうわごとを聞き、涙を浮かべながら行かせはせぬと抱きしめるイズミル王子だったが・・・。9月号に続く。
まさか、ここでイズミル王子が出てくるとはー!どうやら、旅商人とは別のルートで砂漠入りして潜んでいたみたいですね。しかし、王子の執念すごいな・・・とは思うけども、わずかなお供しかつけずに、非友好国に乗り込むのはあまりに向こう見ずな行為かと・・・。ヒッタイトでのイズミル王子の地位が揺らいでるとしか思えないな。父王の制止を振り切って、ヒッタイトを飛び出してきた時点で、群臣から不満が噴出してもおかしくはないし、好き勝手しすぎて、見限られはじめているのかも・・・。そうだとしたら、つくづく不憫なキャラに追い込むなぁ(苦笑)
個人的に注目している点は、旅商人の正体ですね。今後、この旅商人がキャロルたちの味方をしてくれるのではないかと淡い期待を抱いてみるが果たして・・・。