少女漫画レビュー（からんの読書録：少女漫画＆女性向けマンガ感想・あらすじ）: 6月 2017

2017年6月26日月曜日

『怪盗セイント・テール』新章の漫画家を募集

『なかよし』が怪盗セイント・テールの新章募集コンテストを6月15日～7月17日まで開催中！
新シリーズの描き手をイラスト投稿サイト「pixiv」で募集中。

告知：
http://nakayosi.kodansha.co.jp/news/news_sainttale.html

応募の流れ：
https://www.pixiv.net/contest/SaintTail

『ズッコケ三人組』が創作の原点、『サムライせんせい』黒江S介氏インタビュー記事

2015年10月にテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠でドラマ化され、今回新たに市原隼人主演で「明治維斯150周年記念作品」として映画化も決定した『サムライせんせい』。昨年から作品作りのために高知に移住したという黒江さんのロングインタビュー記事。

http://otapol.jp/2017/06/post-10898_entry.html

2017年6月14日水曜日

萩尾望都『王妃マルゴ』第1～5巻感想

作品名　：	王妃マルゴ -La Reine Margot-
漫画家　：	萩尾望都
出版　　：	集英社　既刊5巻
ジャンル：	歴史モノ中世ヨーロッパ
トーン　：	シリアス
試し読み：	王妃マルゴ -La Reine Margot-

［初出］
女性向け漫画雑誌『YOU』2012年9月号より連載中。既刊5巻

[あらすじ]

16世紀フランス。ステキな王子様との結婚を夢見る美しい王女・マルゴ。宗教対立が激化する中、マルゴの運命は翻弄され…!?恋愛、結婚の秘密に分け入る萩尾望都初の歴史劇、ここに開幕!!

［感想］
萩尾さん初の歴史漫画。セリフまわしなどに独特の表現方法があって、演劇を観ているかのような錯覚に陥ります。

宮廷内の人間関係が入り組んでいるだけでなく、親族・姻族関係だけでも同じ名前を持つキャラが複数出てくるため、最初は名前と顔を一致させるのに苦労しましたが、次第に頭の中ですっと宮廷内の人物相関図が整理され、すごみを増していく物語に釘付けになりました。

血なまぐさい時代背景に刺激的なヒロインという、下手したらひっちゃかめっちゃかになってしまいそうな題材だけど、ストーリーは濃いままにすっきりとした展開。合わせてアレクサンドル・デュマの小説も読んでみたいと思いました。