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2024年4月26日金曜日

『たまのこしいれ』第2巻第12話ネタバレ感想【森本梢子】


ココハナで連載中

病理学者の母からスーパー解毒剤を手に入れた月は一ヶ月後に必ず戻ってくることを家族に約束して再び江戸へ。

11話は晴貴の寝所にダイレクトに到着→12話はその続きから。

目くらましの煙玉がさく裂し、城内は謎の侵入者が現れたと大騒ぎに。最新技術を使って作られた煙玉なので持続性が高く、真っ白になった視界の中で城内の人たちが右往左往して侵入者の特定は難航。

その隙に晴貴と二人切りで会話する機会を得た月は煙玉の効果が無効になる特殊メガネを晴貴に渡し、大急ぎで説得を試みることに。

今はゆっくり説明する時間がないから妻をとにかく信じてほしいとスーパー解毒剤を差し出して飲むように促す月。晴貴はいつもアンニュイな雰囲気で表情が変わらないため、どう思ったのか分からないけど、素直にお椀に注がれた一杯目を飲む晴貴。月がさらにお椀に注ごうとすると、もうよいと止められ・・・。

お薬だから頑張って飲んで晴貴!と叱咤する月。名前を呼び捨てにされた晴貴はびっくり顔w

そうこうするうちにタイムリミットが近づき、あわてて奥座敷にある自分の部屋に戻る月。全部飲んでねと何度も念を押された晴貴は、一夜明けて再び薬を口にして・・・。

月に言われた通り、大きなペットボトルに入ったスーパー解毒剤を全部飲み干す晴貴。それから10日経過。何の報せもない月はいてもたってもいられず、奥向きの腰元に扮して晴貴の様子を見に行くことに。

すると縁側に立って庭を眺めている晴貴を発見😊

すっかり元気になった姿を確認できて嬉しそうにする月だけど、ほっとした後には何にも知らせてくれなかった不満がふつふつと湧いてきて・・・。

次の瞬間、思わぬツーショットを目撃する月。晴貴のそばに月と同じように女中に扮して彼に会いに来た女性の姿があり・・・。

ここにきて恋のライバル登場。晴貴の側室の座を狙っている現当主(晴貴父)の側室の姪。晴貴は特に何も思っていなさそうだけど、女性の方があからさまに秋波を送っているのを感じ取った月は動揺。

月の動揺ぶりから既に恋に落ちていたんだなぁと分かってドキドキ。最初に出会った芳之助もオーラがあるけど、やっぱり晴貴とくっついてほしいなぁ😽



たまのこしいれ ―アシガールEDO―



ココハナ 2023年12月号







2024年4月19日金曜日

『応天の門』第17巻・18巻(第96話・97話・98話)ネタバレ感想【灰原薬】(月刊コミックバンチ連載作品)


応天の門(18)

第96・97話「伴中庸、五条の屋敷に赴く事 一・二」 
第98話「菅原道真、大学寮にて怪異を閲(けみ)する事 一」

伴善男の嫡男・中庸と彼を尾行する善男の甥・伴豊城が太皇太后・順子の屋敷に入るのを見かける道真。そこに業平が現れ、事件の匂いを嗅ぎ取り・・・。

中庸が藤原と裏でつながっているのではないかと怪しんだ豊城がいつものように見境もなくキレて大暴れしそうな雰囲気だったけど、騒動になるのを避けた中庸が機転を利かせてトラブルを回避。

伴家にとってトラブルメーカーの豊城だけど、あれでも善男には恩を感じているらしく、今回は珍しく中庸の顔を立てる配慮を見せる豊城。

誠実な人柄で順子に気に入られる中庸。本人にその気はなくても権力闘争に巻き込まれていくことになる予感がぷんぷん。良い人なので不幸な目に遭ってほしくないけど...。

98話は大学寮の蔵に怪が住みついているという噂が広まり、広相先生に頼まれた道真が調査に乗り出すことに。今回は業平の出番なし。次回色々と動きがありそう。



応天の門(18)





2024年4月11日木曜日

『東の森の魔女の庭』第1巻・2巻ネタバレ感想【越田うめ】


新書館 (2021/7/26・2022/8/25)

魔女、巨大猫、巨大狼、翼竜などが出てくるほんわかファンタジー作品。東の森にひっそり暮らしているスーパー魔女のおばあちゃんのもとに最初は黒猫がやって来て居つき、成長したら巨大猫に。

その猫が孤児(?)を拾ってくる習性があり、今までに幼体のモンスター(空飛ぶ巨大狼や翼竜)、森に捨てられた男の子、女の子を次々に拾ってきて、面倒見てほしいと託されるおばあちゃん。

厳格だけど心優しく動物好きのおばあちゃんに育てられた三匹と子供二人は本当の家族になっていき・・・という展開。

家族愛、兄弟愛、ファンタジー(魔法の王国、モンスター育成系)要素が織り込まれた作品。壮大な世界観だけどクスッと笑えるユーモアが効いた作風。

1巻は魔女おばあちゃんの養い子兄妹の兄・イストが難関学校を卒業し、12歳になった妹・エルセが兄が卒業した学校(王都の医療系専門学校)に合格するところまで。  

1巻 第1話~11話
幕間おまけ
こぼれ話その1~3
おまけ
あとがき

・「幕間おまけ」2P
王都にある学校に入学が決まり、おすすめのお店を兄に聞くエルセ。おすすめの害獣駆除の卸し先なら知ってるぞと真面目に返答するイストw

・ 「こぼれ話1」8P
本編の補足エピソード。おばあちゃんと魔女友・キルスティのほっこりトーク。王都に行く度にキリスティからのお土産だと言って、たくさんイストたちにプレゼントを買って帰るおばあちゃん。

・ 「こぼれ話2」8P
キルシティから王女様がエルセを目の敵にしていると聞かされてびっくりするおばあちゃん→王女様がエルセと同じ学校を受けた理由が明らかに。

数年前におばあちゃんから病気を治してもらった王女様はおばあちゃんに心酔し、自分と同じ年の養女が一緒に暮らしていると知って嫉妬。エルセには絶対に負けないと対抗意識メラメラ。

・「こぼれ話3」8P
キルスティと買い物するおばあちゃん。

・ おまけ番外編「まだイストが在学中の頃」8.5P
おばあちゃんが出張で数日外泊することになり、初めて兄と二人で留守番することになった食いしん坊の妹。兄の料理はどれも質素でまずかったようで、自分で作れるようになろうと決心する幼い頃のエルセw

ちなみにイストは料理は不向きだけど、お茶の淹れ方はピカイチという設定。


2巻
12話~17話
こぼれ話その4~8
おまけ

 兄・イストの母校に入学したエルセ。祖母が魔法薬のお店をしているルフィナをはじめ、気の合う友人もできて充実した学校生活を送りつつも、有名人(規格外)を家族に持ったせいで色々と戸惑うこともあり・・・という展開。

卒業生の兄が学校で色々とやらかしていたことを知るエルセ。(友人のユーリーをイジメていた)上級生との諍いから校舎を爆破させたり、教師陣を次々と論破してプライドをズタズタにしたりw

別の問題も浮上。有名な魔女おばあちゃんを命の恩人として心酔する王女殿下・アクサナからも目の敵にされて・・・。

 王女との関係は側近(護衛)・ラウラのとりなし&持ち前のポジティブ思考で一歩前進?

1巻に比べると、ブラックジョークが増して兄妹愛が薄れつつあるのが個人的に少し惜しいところ。エルセが兄をあまり慕っておらず、弱みを握りたいと画策するシーンが出てきたり、兄妹愛かと思っていた既出エピソードが、おばあちゃんの一番になりたいと張り合っていただけだと判明したり。兄の方は天才型の奇人だけど彼なりに血のつながらない妹を十分可愛がっているように見えるのに、エルセにはそれが伝わっていない感じの描写なのかな。

兄・イストは1巻では個人で研究職についていたけど、依頼が殺到して大変になってきたので王立研究局に所属することに。王立研究局には友人のユーリーもいて、森の調査員として近くに赴任してきたことでレギュラー入り。1巻の主要メンバー(動物含む)が全員集合。ユーリーにほっぺを触られて赤面するエルセ。少し唐突な感じもするけど、12歳のエルセに恋の予感!?


東の森の魔女の庭(3)






2024年4月3日水曜日

『多聞くん今どっち!?』第9巻(第42話・43話・44話)ネタバレ感想【師走ゆき】


多聞くん今どっち!? 7巻

倫太郎の騒動が無事解決したかと思ったら、今度は多聞くんのそっくりさんが登場し、うたげと対面。そっくりさんは他人の空似ではなく、東京出張で多聞くん宅に泊まっている年の離れた実兄(既婚・子持ち)だと判明。

多聞くんのお兄さんだけあって超心配性の天然さんw
多聞くんがメンバーからパシられ、イジメられ、冷遇されていると感じたお兄さんが一緒に福岡に帰ろうと言い出して・・・。

次回は多聞くんの過去編とのこと。どんな家族構成・生い立ちなのか気になるところ😎

【追記】
43話・44話は不登校児だった小学校時代の多聞くんと、そんな弟を心配して東京に連れてきた陽キャ全開な大学生時代の多聞兄(とその彼女→のち奥さん)とのエピソード。不登校の原因は伏せられたまま次回へ。



多聞くん今どっち!?6




『春の嵐とモンスター』第6巻(第27話・28話)ネタバレ感想【ミユキ蜜蜂】


春の嵐とモンスター 4

一泊旅行から2日後、南須くんのことで頭がいっぱいの嵐子。今度は二人だけで遊びたいと旅行中に誘われた嵐子は、南須くんから連絡があるかもとソワソワ。

そんな中、病院勤務の母に忘れ物を届けに行った嵐子は、最寄り駅前で南須くんとバッタリ遭遇。二人が言葉を交わしていると突然の夕立でびしょ濡れに。南須くんに手を引っ張られ、連れていかれた先は団地にある南須くん宅。小さい妹二人に出迎えられ、その場の流れで妹たちにオムライスを作ることになった嵐子。

南須くんが妹たちの面倒を見ている姿にハッとする嵐子。自分にも栢くんがいたのにと。帰らないとホラー顔で言う嵐子を雨が止むまで引き留めようとする南須くんだけど、嵐子はお邪魔しましたと焦った様子で部屋を出て行き・・・。

階段で足を滑らす嵐子を支える南須くん。そのとき、南須くんに会いに来た心羽と付き添いの栢が抱き合っているような体勢の二人を目撃して・・・!

柏の反応が怖いなぁ。次回は修羅場濃厚😖

【追記】
怒り心頭の栢が南須くんの胸倉をつかんで大ピンチ!
次の瞬間、幼い姉妹がひょっこり現れ・・・。

妹たちのおかげで栢が暴れることはなかったものの、嵐子の手を引っ張って南須くんから引き離して半ば強制的に一緒に帰宅する流れに。

南須くんが相手だと脅したり、暴力を振るおうとする栢だけど、嵐子には泣き落とし一択。南須くんと偶然出会って嬉しかったかと栢に聞かれる嵐子。嬉しくなかったというのがウソだとしたら...?と嵐子が反問すると、死ぬの一言w😅

どうやら柏は嵐子が南須くんに惹かれていることに気づいている可能性大。両片想いの嵐子と南須くん+お邪魔虫の柏という構図。依然として全く恋愛対象として見てもらえない栢の必死さがほろ苦さを帯びてきたなぁ😭

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