作品名 : | 天馬の血族 |
漫画家 : | 竹宮惠子 |
出版 : | 単行本全24巻、文庫本全8巻 |
ジャンル: | 歴史・ファンタジー |
トーン : | シリアス |
試し読み: | 天馬の血族 |
[初出]
雑誌『ASUKA』 1991年1月号~2000年2月号
[あらすじ]
広大な草原を治める騎馬民族の国・チグル汗(ハン)国に、颯爽と“気”を使いこなし、男の子にも負けない勇敢さを備えた少女がいた。彼女の名はアルトジン。大自然に囲まれて平和に過ごしていたアルトジンであったが、その胸には運命の“印”が刻まれていた――。竹宮惠子が贈る、疾風怒涛のアドベンチャー・ ロマン開幕!!
[感想]
荒々しい気性で周囲に怖れながらも、強烈なカリスマ性で人心を掌握し、父王亡き後の草原を統治する豪放磊落なオルス皇子と、若干14歳にして、その側近に取り立てられるヒロインの壮大な愛の物語。
女好きなオルス皇子が、ヒロインのことを大切に想いすぎて、なかなか手を出せないでいるところに心くすぐられながら、二人の恋の行方はもちろん、皇帝に操られる弟のイスマイル皇子の壮絶な生い立ち、草原の覇権問題等、緊張感あふれる怒涛の展開に引き込まれ、最後まで一気に読了。