作品名 : | 幻想香人 |
漫画家 : | 唐沢千晶 |
出版 : | 単行本 全2巻 |
ジャンル: | ミステリー 歴史モノ 恋愛 |
トーン : | コミカル |
試し読み: | 幻想香人 |
[作品紹介]
1話、5話~最終話は唐沢千晶によるオリジナル作品。2~4話は、構成作家の津山冬がストーリー構成を手掛けた。白泉社の『LaLa DX』にて2008年1月号・5月号・7月号・9月号、2009年1月号・3月号・5月号・7月号に掲載された。単行本は全2巻。
[出版社のあらすじ]
大正7年・帝都東京市ー刑事の兄が殉職し、身寄りのない偲(しのぶ)は、兄の親友である伯爵・匂宮家に書生として引き取られることに。香道の家元で香水会社社長の主・匂宮香のもと、兄の意志を継ぎ男として暮らし始めた偲は、奇怪な事件に次々と巻き込まれていく。
[感想]
研ぎ澄まされた嗅覚をもつ香道の家元が、暗殺者という裏の顔を持ち、怪事件解決に暗躍するという、着眼点が面白い作品。
表の顔と裏の顔を巧みに使い分けて二重生活をする伯爵と、男のふりをして伯爵のもとに身をよせる偲。互いに惹かれあいながらも、本性を明かせず、本音が言えない2人のやりとりをユーモアを絡めつつドキドキ感たっぷりに描いた作品。