王家の紋章 2
再び古代エジプトに連れてこられるキャロル。キャロルにのめり込んでいく傍若無人な若きエジプト王・メンフィスと、それに気づいて憎悪の炎を燃やすアイシス。二人とも怖いw
ナフテラ女官長や息子のミヌーエ将軍など、のちに王妃になったキャロルの支えになるレギュラー陣が続々登場。
20世紀のエジプトの首都カイロでは、突然姿を消した大富豪令嬢キャロルの大捜査がおこなわれていた。その頃、はるか3000年前のエジプト・テーベの都のはずれ、ナイル河畔のゴセン村(奴隷村)の草むらに金髪碧眼の異国娘(キャロル)が発見される。
アイシスはキャロルをゴセン村へ捨て、奴隷女として血と泥と汚辱にまみれて死なせるつもりなのだ。兵士に見つかれば、異国民として、たちまち切り殺されるところだったが、幸いにもキャロルは善良な奴隷のセチとその母・セフォラにかくまわれ、金髪を隠し、肌を黒くして、工事現場で奴隷に水を配る水汲み女として働くことに。