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2021年11月1日月曜日

山田貴敏『Dr.コトー診療所』第1・2巻あらすじ&ネタバレ感想


Dr.コトー診療所

1巻は1~10話収録。東京の大学病院から赴任してきた五島健助医師が、親しみを込めてコトー先生と呼ばれるようになるまで。

1巻の患者はタケヒロ、内さん、星野さん+島外から来たサーファー。

・最初の手術:漁師の息子・原健裕(はら たけひろ)
タケヒロ。小学生の優しい男の子。父子家庭。登場頻度が高い島民。コトー先生が赴任して間もなく、虫垂炎から腹膜炎を併発して重症化。本土に着くまで持たないと判断したコトー先生が漁船上で手術を敢行。 

 父親である漁師の原は、妻を前任の医師の診察ミスで亡くしており、医師に不信感を持っていたが、コトー先生に息子を救ってもらってからはコトー先生のことを信頼するようになる。


 2番目の手術:島の名物おばあさん・内つる子
快活な産婆さん。登場頻度が高い島民。タケヒロの手術から1週間後、血を吐いて倒れる。腹部大動脈瘤・狭心症と判明し、すぐさまコトー先生が島民に献血を募って手術をしたおかげで命を救われる。

回復後は診療所の受付や助手としてコトー先生を支えてくれる存在に。


・ 3番目の手術:ヒロイン的存在の星野彩佳(と島外サーファー)
 診療所に勤務する古志木島の出身の22歳の看護師。コトー先生に惹かれ始めるが、乙女心が全然分っていないコトー先生の言葉にモヤモヤし、すすめられるままに島外から来たサーファーとサーフィンをしていて大波に飲まれて溺れてしまう。

コトー先生の適切な治療によって一命をとりとめる。典型的なツンデレヒロイン。コトー先生と名コンビに。

 
・4番目の手術:石原ゆかこ
星野さんの中学の同級生。未婚で身重に。お腹の子供の父親は大学時代にバイトしていた新聞社に一時的に席を置いていた外国人記者。重度の妊娠中毒症になって早産するが、コトー先生のおかげで可愛い男児が元気に生まれ、こじれていた父との仲も修復する。


★コトー先生と呼ばれるように
漁師の原が息子を救ってくれたお礼を兼ねて、診療所に「Dr.コトー診療所」の看板と大漁旗を寄贈。コトーは苗字を聞き間違えたことによるものw


2巻は11話~21話収録。交通事故で妹を失くした新聞記者の巽が、大学病院時代にコトー先生が妹を見殺しにしたと思い込んで、醜聞を広めに島にやってきて島民を巻き込んだ大事故が起こるエピソードと、代議士の娘で新米医師の芦田ゆき初登場の巻。

もともとコトー先生を胡散臭いヤブ医者とバカにしていた漁労長のしげさんは、新聞記者と結託してここぞとばかりにコトー先生を糾弾して追い出そうとするが、看護師の星野さんやコトー先生に息子を助けてもらった漁師の原や子供たち(タケヒロ、クニちゃん、ゆうちゃん)はコトー先生は良い先生/島に必要な人だと擁護の声を上げる。

そんな中、コトー先生の悪い評判をしきりに流している巽記者を止めるために島の子供3人(タケヒロ、クニちゃん、同級生の男の子)が大雨の中、山間を走っていた記者の車を通せんぼする。子供たちをなだめようと巽記者が車の中に子供たちを乗せた直後に土砂崩れが発生し、傘が横腹に突き刺さったクニちゃんが意識不明の重体になり、巽記者も大けがを負う。


・5番目の手術:巽謙司(たつみ けんじ) 
「週刊トポス」の記者。前述の通り、亡くなった妹のことで担当医だったコトー先生を恨んでいたが、自身が大けがをした際に救助してくれたコトー先生の医師としての責任感の強さと誠実な人柄に接し、病院側が発表したでっちあげを信じていたことに気づく。

退院して2週間後、「週刊トポス」にコトー先生の醜聞ではなく、離島医療奮闘記を掲載。


・6番目の手術:宮澤邦夫(みやざわ くにお)
スポーツ万能で快活な小学生の男の子。愛称はクニちゃん。タケヒロの親友。事故で意識不明の重体になるが、コトー先生の手術によって後遺症が残ることなく回復する。


巽記者の妹の件は、当時コトー先生と二人で当直医をしていた研修医の三上先生のミス。三上先生はのちほど登場し、シリーズの中で大きなウェイトを占める存在になっていきます。


・7番目の手術:芦田代議士の秘書・阿部の母
息子は新米医師・芦田ゆきの父・雄一郎の秘書。雄一郎を乗せた車に轢かれ、足を怪我するも、運転していた息子を庇って診療所に行かなかったため敗血病になり、足を切断する寸前まで悪化するが、コトー先生の神がかり的な手術で回復する。


・8番目の手術:代議士・芦田雄一郎
娘は準レギュラーの新米医師・芦田ゆき。離れ小島で孤軍奮闘するコトー先生を尊敬する娘の荒療治によって悪人キャラから更生。

単なる尿管結石だったが、娘の意向で病名を伏せたまま、さも重症であるかのように診療所に1週間入院させられることに。一緒に入院していた阿部母やコトー先生と触れ合ううちにかつての優しさを取り戻していく。

新米医師の芦田先生はコトー先生のすすめもあって、再度米国で最先端の医療を学ぶことに。2巻は猫屋敷に住む和田さんも初登場。

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