※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

2012年9月30日日曜日

嶋木あこ『トリプルKISS』全2巻ネタバレ感想


作品名 : トリプルKISS
漫画家 : 嶋木あこ
出版  : 全2巻
ジャンル: 学園モノ 恋愛 三角関係
トーン : コミカル シュール
試し読み: トリプルKISS

[内容紹介]
月刊少女漫画雑誌『Cheese!』(小学館)2007年11月~2008年6月号に連載された作品。単行本全2巻。

[あらすじ]
いい子にしてたら、きっとまた会える- そんな初恋の人との約束を守り続けてる雪乃の前に、ある日現れた男の子・三枝くん。 超美形の彼はなぜか、雪乃の過去を知ってるみたい!? ところがそこに、もう一人のイケメンくんが・・・!?

[感想]

あらすじから推測して、ヒロインが一目惚れした転校生こそ、ずっと忘れられなかった初恋の人で、お互い変わらぬ気持ちを確かめ合って、めでたく結ばれるお話かと思っていたのですが・・・そこは嶋木あこさん、一味違う展開が待っていました。

2012年9月19日水曜日

高階良子『マジシャン』全13巻ネタバレ感想

作品名 : マジシャン
漫画家 : 高階良子
出版  : 単行本全19巻 文庫本:全13巻
ジャンル: サスペンス ミステリー マジシャン
トーン : ほのぼの シリアス
関連作 : パンドラの秘密(前身)
新マジシャン(続編)
試し読み: マジシャン

[内容紹介]
『ボニータ』(秋田書店)にて1981年4月創刊号~1995年6月号に連載された作品。単行本全19巻。文庫本全13巻。続編(シリーズ)あり。

[あらすじ〕
小さなマジック用品店を営むヒロインの由貴は、その保護者であるマジシャン・青年昌吾と二人暮らし。今は日本でひっそりと暮らしている昌吾だが、かつてラスベガスで活躍した花形マジシャンだった。昌吾は、2人の周りで起こる数々の不思議な事件のトリックを、得意のマジックで鮮やかに解いていく。

[感想]
サスペンス+家族愛+恋愛。この3要素が絶妙にブレンドしている作品。第1話は1981年発表なのでかなり古い作品ですが、それから1995年に至るまでの14年間の連載で画風に大きな変化はなく、そのレトロな画風がミステリアスな雰囲気を魅力的に演出している作品。ただし、2000年代に入って執筆された続編『新マジシャン』になると、画風に劇的な変化が見られます。

2012年9月10日月曜日

西城綾乃『彼氏はドーベルマン』感想&あらすじ


作品名: 彼氏はドーベルマン (Cheeseフラワーコミックス) 
漫画家: 西城綾乃
出版: 単行本全1巻
ジャンル: ファンタジー 化け犬 恋愛
トーン: シリアス

[内容紹介]
雑誌『Cheese!』(小学館)にて、2009年10~12月号に掲載された作品。単行本全1巻。

[あらすじ〕
林間学校の肝試しで、古い洋館を訪れたみつこ。そこで出会ったのは、美しい裸の青年…。彼の正体は、飼い主を100年も待ち続けていた化け犬・クロ。待ち続けた飼い主が現れたと思い込んだクロに、監禁されてしまうみつこ。甘く優しい愛撫(あいぶ)に、みつこの心は満たされて、クロと離れられなくなり…!?西城綾乃の危うい新境地ラブロマンス、待望のFC化! 収録作品/彼氏はドーベルマン/縛ってあげます/ド根性ガアル!

[感想]
読み終わった感想としては、なんだか気持ち悪い・・・。100年前、飼い主に置き去りにされたドーベルマン(クロ)が、100年もの間、飼い主の帰りを待ちわびた結果、人間に変身する化け犬になり、飼い主に似ているヒロインのみつこに猛烈アタックするお話なのですが、どうもピントがずれてる感じなのです。ペットと飼い主の情でしかないものを、強引に恋愛に結びつけてしまった違和感、そして、犬が人間になる際に発生する不具合が顕著にみられるクロというキャラに対する戸惑い・・・。

2012年9月4日火曜日

細川智栄子『王家の紋章』雑誌2012年6月号あらすじ


月刊 プリンセス 2012年 06月号 [雑誌]

 前回の2012年3月号から、2ヶ月間お休みを挟み、6月号に続きの第35部が掲載されました。

 《あらすじ》

 民情視察から戻ったキャロルは、立ち寄った貧しい村落の劣悪な環境を少しでも改善するために、彼女なりの意見書をイムホテップ宰相に渡して、会議にかけてもらう。

細川智栄子『王家の紋章』第17巻あらすじ&ネタバレ感想



王家の紋章 17

またまた壮大なすれ違い劇場。キャロルを迎えにバビロニアに向かったメンフィスとバビロニアから脱出しようとして盗賊に攫われるキャロル。今回のもう一つの見せ場はアイシスとメンフィスの対面→決定的な決別・・・。

キャロルたちは炎上するバベルの塔からの脱出を図るが、次々に崩れ落ちる瓦礫によって出口への道をふさがれてしまう。煙に巻かれ、危うく生き埋めになる寸前、ウナスが地下水路を発見して全員なんとか外に脱出。ネケト隊長率いるエジプト兵と合流する。

高尾滋『ディアマイン』全4巻ネタバレ感想

作品名 : ディアマイン
漫画家 : 高尾滋
出版  : 単行本全4巻 文庫本全2巻
ジャンル: 年の差 恋愛
トーン : ほのぼの せつない
試し読み: ディア マイン

[内容紹介]
雑誌『花とゆめ』(白泉社)にて、2000年6~9号・13~16号・19~23号、2001年2~5号・7~10号に掲載された作品。単行本全4巻、文庫本全2巻。

[あらすじ〕
幼い頃に父を亡くし、母子家庭で慎ましくも幸せな生活を送っていた女子高生の倉田咲十子は、ある日、アパートに帰ると部屋はもぬけの殻で、母は急遽引っ越したことを知り、呆然とする。そんな咲十子の前に、スーツ姿の男が現れ、母が連帯保証人として一億円の借金を負い、知人が、借金を肩代わりすると申し出たことを伝えられる。さらに、母とその知人の父親(先代社長)との約束により、借金を肩代わりした社長が咲十子の許婚である事を告げられ・・・。途方に暮れる咲十子が、連れて行かれた屋敷で対面したのは、わずか10歳の天才少年―和久寺風茉だった。

[感想]

「残念ながら10歳なんだ」

高校生ヒロインに恋する天才10歳児の頼りがいのある大人びた言動と、母性本能をくすぐるあどけない無邪気さの絶妙なブレンド具合が秀逸。頭脳は大人、見た目は子供。好きな人よりもずっと年下で子供だと位置づけられ、恋愛対象として見てもらえないだろうことを自覚してるがゆえに、言動の端々に複雑な男心を滲ませつつも、少年特有の感受性で相手の気持ちを慮り、不器用な優しさでもって、一生懸命愛情表現しようとするところがたまりません。

2012年9月2日日曜日

碧ゆかこ『はるか遠き国の物語』全16巻感想&あらすじ

作品名 : はるか遠き国の物語
漫画家 : 碧ゆかこ
出版  : 単行本全16巻 文庫本全11巻
ジャンル: ファンタジー アラブ 魔法 恋愛
トーン : ほのぼの
関連作 : 千分の一夜物語
試し読み: はるか遠き国の物語

[あらすじ]
アニース・ジャニース姫が持つ魔法のランプはこするとちょっとヘンなランプの精が出てきて姫のお願いを聞いてくれる! ランプの精と一緒にしょっちゅうお城を抜け出しては遊んでいたアニース姫だったが、ある日、魔法のランプを狙うサマルカンド王国の大臣と名乗る者が現れて…!?

[感想]
1980年代~90年代前半に『月刊プリンセス』(秋田書店)に7年間連載されていたアラビアにある架空の王国を舞台にしたファンタジー作品。

ストーリーはまさしくアラビアンナイトの世界。お転婆なアラブのお姫様と男らしくて頼りになる王子様とともに、おとぎの国を冒険する気分を味わえます。

好奇心旺盛で正義感が強いアニース姫と、大国の王子様なのに驕り高ぶったところがなく紳士的なアラム・ディーン王子。この組み合わせが何と言っても絶妙。ことあるごとに厄介ごとに首をつっこむアニース姫と、その度にアニース姫を救って最高の見せ場を作るアラム・ディーン王子が素敵です。

このブログを検索

ブログ