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2014年5月11日日曜日

朱神宝『隣人は蝶』

作品名: 隣人は蝶
漫画家: 朱神宝
出版: 小学館 (2013/2/26)
ジャンル: 年の差
試し読み: 隣人は蝶

[内容紹介]
今日も私は、隣の男に会いに行く-。 隣の男は、キスが上手い。隣の男は、Hの後に仕事の電話なんかする。隣の男は、私のこと、「よしよし」って子供扱いする。オトせない男なんていないと思ってた。だけど、隣に住む男・高月だけは思い通りにいかなくて。これが恋か、分からない。アラサーだし、煙草くさいし、それに、それに…。ヤバイ、私、ハマってゆく--。女子の本音がぎゅぎゅっと詰まった等身大の恋、4編収録。

[感想]
表題作は年の差CP。自分の容姿に自信があり、複数の男子を手玉に取る高飛車な女子大生がアラサ―男に本気になり、変わっていくお話。そのほか、短編が3作収録されています。キャラ的には、周りの反応を極度に気にしたり、見栄っ張りで素直になれないひねくれ女子が多かった気がします。だからこそ、思い通りにいかない恋愛にあたふたする感じが面白かったです。あと、御相手キャラがどのストーリーも誠実な人柄だったのがポイント高かったです。

【ネタバレ注意】
2作目の「好きでたまるか!」の幼馴染みCPが特に面白いと感じました。クラスで冴えないグループに入っている幼馴染みのことがずっと好きなのに、趣味が悪いと思われたくなくて、よそよそしくしてしまうヒロインが、合コンで女子が幼馴染みに親しげに話しかけているのを目の当たりにして耐えられず、ついには自分の気持ちを吐露する様子が可愛かったです。

画風が綺麗だし、ストーリー展開も、恋にたどり着くまで紆余曲折があって面白かったです。今後は、長編もお願いしたいところ~。

2014年5月2日金曜日

円城寺 マキ『恋するハートでタイホして』

作品名: 恋するハートでタイホして (フラワーコミックス)
漫画家: 円城寺 マキ
出版: 小学館 (2005/6/24)
ジャンル: ラブコメ

[内容紹介]
女刑事のあすかの悲願は、巷をにぎわす怪盗ケルベロスを逮捕すること。何故ならヤツは私の唇を奪ったから……! 表題作のほか『ナメときゃ治ります![~恋にひざまずけ~]』『ナメときゃ治ります![~白衣のサンタクロース~]』『恋までおいくら?』を収録。

[感想]
表題作はワケあり怪盗x刑事のお話、同時収録作として医者x看護師、借金返済に奮闘するお嬢様のお話が入っています。既読本『あたしはそれを我慢できない』に収録されているお医者さんと看護師さんシリーズ『ナメときゃ治ります!』の続編が3編収録されていたのが個人的に嬉しかったです。

円城寺さんの描く男性は、ぐいぐい引っ張っていくタイプでありながら、なにげにワンコ属性でもあったり、どこか母性本能をくすぐる可愛さもあるところがいいなぁ。最後の強面男が世間知らずなお嬢様に絆されていく様子がなんともキュンキュン。どれも面白かったです。

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