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2012年6月27日水曜日

森永あい『まにあってます!』感想&あらすじ


作品名 : まにあってます!
漫画家 : 森永あい
出版  : 単行本 全1巻
ジャンル: 高校生 メイド
トーン : コミカル
試し読み: まにあってます!

[作品紹介]
少女漫画雑誌『Asuka』2003年8月号~10月号、2004年1月号~4月号、2004年6~8月号に掲載。

[出版社のあらすじ]
女子高生メイドが美形3兄弟の家で大騒ぎ!?男所帯の一ノ蔵家に、超ゴーイング・マイ・ウエイ女子高生メイド・誉が転がり込んできた!!女嫌いの長男・正宗は誉に振り回されっぱなしで…!?
正宗・芳水・初日の一ノ蔵三兄弟は鳳院学園(男ばっか)でも有名な美形&優秀なエリート一家。そこに借金のカタにやってきたのが北野誉(一応♀・高1・乙女座・B型)。可憐なお手伝いさんとはほど遠いデリカシーマイナス一億のハイパー・メイドさん・ストーリー!!

[感想]
借金のカタとして、男所帯に転がり込んできたガサツな田舎娘・誉が、弱みを握られて、男性陣からセクハラを受けるどころか、逆に女に免疫のない長男・正宗にセクハラ三昧の日々(笑)

一ノ蔵家は、女としてまったく恥じらいがない、傍若無人な誉にてんやわんや。元来、面倒見の良い長男・正宗は、お下劣な誉に辟易しながらも、一緒にいるうちにだんだんと女の子として意識し始めて・・・というような内容。

ヒロインの天然逆セクハラぶりが面白い作品。傍から見たら不釣り合いに見えても、なんだかんだで相思相愛、相性ばっちりな2人なんでしょうね。正宗が誉に見せる優しさや嫉妬顔にぐっときます。最後は、誉のお下劣さにも慣れて、二人のじゃれあいが微笑ましく映りました。

[各巻のあらすじ]

山口美由紀『サウスプリンス☆ノースプリンセス』感想&あらすじ


作品名 : サウスプリンス☆ノースプリンセス (花とゆめCOMICS)
漫画家 : 山口美由紀
出版  : 単行本 全1巻
ジャンル: ファンタジー 王国
トーン : ほのぼの コミカル
試し読み: サウスプリンス☆ノースプリンセス (花とゆめCOMICS)

[作品紹介]
少女漫画雑誌『花とゆめ』平成7年21号に第1話掲載。『花とゆめプラネット増刊』平成8年3月15日号~平成9年1月15日号に続編「サウスプリンス★ころんだ1~5」掲載。『花とゆめ』平成9年5~6号に、最終話「サウスプリンス★うたをうたおう」掲載。単行本全1巻

[出版社のあらすじ]
平和な国のサウス王子は”世継修行”をサボってばかり。そんなある日、サウスが国王(代理)になることに!?はらはらドキドキの周囲をヨソに、家宝の集音機を手に国民の声に応えて、東奔西走。国民の反応は!?ドジで気さくな王子の奮闘を描く、あったかハッピーファンタジー。

[感想]
戦争を知らない平和な国に暮らす優しい(=かなりお人好しな)王子様のお話。お気楽な王子様と、世継修行を担う実直な側近とのドタバタなやりとりがユーモラス。

ストーリーは、王子が国内視察中に出くわすさまざまな出来事を通して成長していく様子が描かれており、最後にちょっぴし恋話も入っています。肩の力を抜いて楽しく読める一冊。


サウスプリンス☆ノースプリンセス (花とゆめCOMICS)


2012年6月19日火曜日

飴 あられ『ひらひら』感想&あらすじ


作品名 : ひらひら~吉原花魁恋草紙~
漫画家 : 飴 あられ
出版  : 単行本 全1巻
ジャンル: 花魁 遊郭
トーン : シリアス せつない
試し読み: ひらひら~吉原花魁恋草紙~

[作品紹介]
少女漫画雑誌『別冊フレンド』2006年8月号増刊に掲載された作品。

[出版社のあらすじ〕
仮初(かりそめ)の愛に生きる女たちの、切なく哀しい情感を描ききる!「別冊フレンド」誌上で大評判の超人気読みきりシリーズ、登場!

美しく勝ち気な太夫・朱音(あかね)には、意のままにならぬ恋などないはずだった……。【宿世(すくせ)の糸】里に残した幼い妹。書き送るのは優しい嘘。祈るのはただ、その子の幸せ……。【夢鏡】引込新造の翡翠は夢に見る。いつの日も、楼主(あなた)のそばにいることを……。【翡翠の鳥】この夏もまた華やかに、玉菊灯籠が飾られる。やりきれない胸の内など構いもせずに……。【花灯籠】表題2編に『陽炎 稲妻 水の月』の2編を併せた、艶やかで哀しくいとおしい、吉原花魁恋草紙――!!

[感想]
吉原で生きる女性を扱った短篇集。遊女として生きる女性の悲哀や気丈さが印象的。

限られた頁数でしっかりストーリーを仕上げ、舞台設定の世界観を繊細な筆致で表現できていると思いますが、主人公たちに感情移入するには、やはりちょっと短すぎるかな...。
  
花魁、遊郭といった設定が好きな方は、楽しめるのではないでしょうか。


ひらひら~吉原花魁恋草紙~


2012年6月15日金曜日

細川 智栄子『王家の紋章』第14巻あらすじ&ネタバレ感想


王家の紋章 14

アイシスとラガシュ王の婚儀に出席するためキャロルが単身バビロニアに。もちろん、道中で問題発生というお約束パターン再び。今回はイズミル王子のターン。

エジプトではキャロル不在中にリビアのカーフラ王女がメンフィスに接近。そんな中、ライアンが摩訶不思議な登場の仕方でキャロルを守るシーンも。

下エジプトの神殿を守るアイシスの忠実な臣下たちは、アイシスがバビロニアに嫁ぐことを嘆き悲しみ、テーベの都まで駆けつけてくる。アイシスはそんな臣下たちの前で、いつか必ずエジプトに戻って来るから、それまで待っていておくれと涙ながらに本心を吐露するのだった。

2012年6月14日木曜日

右京あやね『S.P.Y』感想&あらすじ


作品名 : S.P.Y~スイムパラダイスヘヨウコソ~
漫画家 : 右京あやね
出版  : 単行本 全2巻
ジャンル: 高校生 スポーツ
トーン : コミカル
試し読み: S.P.Y~スイムパラダイスヘヨウコソ~

[作品紹介]
少女漫画雑誌『マーガレット』(集英社)2007年No.9号~No.15に掲載された作品。単行本全2巻

[出版社のあらすじ]
ハダカ男子軍団VSガサツ女子!!! 魅惑のスイムコメディ!! 主人公・橘ナギは島育ち。小さい頃に離れ離れになった母に会うために、水泳の強豪校に入った…けど水泳部は荒れ放題の男ばかり。革命的スイマーコメディ!!

[感想]
序盤はガサツな田舎娘のヒロインと、妙に冷め切った水泳部メンバーたちとの噛み合わないやりとりがコメディ調のノリで楽しかったのですが、後半は思ったよりも、盛り上がらなかったなぁ。

2012年6月12日火曜日

アルコ『ヤスコとケンジ』全5巻感想&あらすじ


作品名 : ヤスコとケンジ
漫画家 : アルコ
出版  : 単行本 全5巻
ジャンル: ギャグ 兄妹愛  恋愛
トーン : ほのぼの コミカル
試し読み: ヤスコとケンジ

[作品紹介]
『デラックスマーガレット』(集英社)2004年1月号で読み切り版を発表した後、『別冊マーガレット』2005年4月号~2006年11月号連載。単行本は全5巻。2008年7月~9月まで日本テレビ系列土曜ドラマ枠でTOKIOの松岡昌宏主演で連続ドラマ化された。これに伴い、『別冊マーガレット』2008年8月号から同年11月号まで『超立!!桃の木高校』を休載して短期集中連載を行った。『デラックスマーガレット』2009年1月号に番外編「モスとアジダス」掲載。マーガレット&別冊マーガレットの50周年の企画として2014年にモーションコミック化された。

[あらすじ]
両親を亡くして以来、沖康子(高2)は元暴走族総長で現漫画家の兄・健児と2人で暮らしているが、何をするにも過干渉な健児の邪魔が入り、兄妹喧嘩ばかりの毎日。そんなある日、康子は健児に無理矢理入れられた塾で、椿純にひとめぼれする。 しかし、健児と純の姉・エリカは過去に因縁があり、大騒動に!?

[感想]
ギャグ風味ですが、プッと笑った後にじーんとする場面や、心がほっこりするエピソードに出会えるのがこの作品の好きなところ。家族の絆とか、色んな(不器用すぎる)恋模様が織り込まれた味のあるお話。

青春真っ只中のヤスコと、元ヤンで過干渉な兄とのドタバタなやりとりはもちろん、ヤスコが心を寄せる花屋の息子・純とのキュートな恋模様、そして、純の姉エリカの滑稽すぎる二面性がたまらない。どのキャラも、がむしゃらで人間臭くて格好悪いのに、一生懸命だから可愛くて憎めない。

唯一の例外は純。いつも冷静沈着(ややマイペース)でポーカーフェイスを崩さない純以外は、思ってることがすぐ顔に出ちゃうわかり易い人物ばかりw

読むと元気がもらえる作品!


ヤスコとケンジ

細川 智栄子『王家の紋章』第13巻あらすじ&ネタバレ感想


王家の紋章 13

ついに結婚!アイシスもバビロニアに嫁ぐことに。アイシスはキャロルを暗殺しようとして失敗し、エジプトで居場所を失くし追い詰められて失意のうちにバビロニアに行くことに。自業自得とはいえ、ちょっと可哀そうになってしまった。

ヨルダン川でのラガシュ王の野蛮な姿が目に焼き付いて離れないキャロルは、ラガシュ王が何か企みを抱いているのではないかと悪い予感がし、メンフィスにヨルダン川での出来事を伝えようと彼のいる政務の間へ向かおうとするが、奥庭に差し掛かったところで池がたちまち増水しはじめ、アイシス一派の放った幾匹ものワニに襲われてしまう・・・!

2012年6月10日日曜日

森生まさみ『ミモザでサラダ』感想&あらすじ


作品名 : ミモザでサラダ
漫画家 : 森生まさみ
出版  : 単行本全1巻
ジャンル: ボディガードx令嬢
トーン : ほのぼの
試し読み: ミモザでサラダ

[作品紹介]
少女漫画雑誌『ララ』にて、2003年5月号、11月号、2004年4月号、7月号に連載された作品。単行本全1巻。

[出版社のあらすじ〕
両親と祖父を亡くし、莫大な財産を相続した屋敷の一人娘・ミモザ。独りぼっちになった彼女は、祖父の遺言でボディガード・カイルと暮らすことになるが、彼はなんとロボット!?彼女だけの命令を聞くカイルに守られミモザは次第に――!?どきどきボディガードロマンス♡

[感想]
4話完結。小さなお嬢様とロボットのような無感情男が、時間をかけてゆっくりと愛を育んでいくストーリー。

前半は、あどけないミモザの愛らしい言動に思わず頬が緩み、後半はミモザによってロボットと形容されるほど無感情だったカイルが変わっていく様子、彼女だけに心を許して笑顔を見せたり、大切にする姿に胸がキュンとします。

マシーンみたいな振る舞いなのに意外にプレイボーイというカイルの設定がユーモアを交えることでイヤらしくならない程度に抑えられており、さりげなく萌え心をくすぐる仕上がりになっています。

細川 智栄子『王家の紋章』第12巻あらすじ&ネタバレ感想


王家の紋章 12

ようやく再会したキャロルとメンフィス。未来人の知識を駆使したキャロルの作戦でアッシリアがすごいことに😓

さらにアイシスに縁談話が…。

アッシリア城内にチグリス河からの大量の水が激流となって流れ込み、日干しレンガ造りの城壁はたちまちひび割れ、崩壊寸前に陥る。メンフィスはアッシリアと同盟を結んだヒッタイトの援軍がまもなく到着するという一報を受け、アルゴンを逃すことに無念さを感じながらも、キャロルを胸に抱き、城を脱出する。

2012年6月8日金曜日

さいとうちほ『もう一人のマリオネット』感想&あらすじ


作品名 : もう一人のマリオネット
漫画家 : さいとうちほ
出版  : 単行本全8巻 
文庫本全4巻 
ジャンル: 演劇  二重人格  恋愛
トーン : シリアス 
試し読み: もう一人のマリオネット

[作品紹介]
小学館の漫画雑誌『少女コミック』にて、1991年1月号から2年間連載された作品。

[あらすじ]
萩野七生(ななみ)はバレリーナを目指す高校一年生の女の子。発表会でマリオネットを踊り、観客の気持ちをつかむ。偶然、それを見た劇団演出家・神真之は、七生の中に演劇の才能を見出し、自分の劇団に入れようと強引に上京させ…。

[感想]
バレリーナを夢見る一人の少女が演劇界の若き鬼才に引き抜かれ、周囲の妬みや反感をはねのけて、主演女優の座を射止めるという、お馴染みの成功物語かと思いきや...。いや、途中まではそういう路線だったのですが、中盤あたりから、二重人格やお家騒動が明るみになり、あっという間に劇団崩壊、演出家自ら舞台をぶち壊して失踪してしまうという、なんともすごい展開になってしまい、いやはや、びっくり😂

2012年6月7日木曜日

細川 智栄子『王家の紋章』第11巻あらすじ&ネタバレ感想


王家の紋章 11

メンフィスとアルゴンの一騎打ち+番外編も収録。アッシリアにルカが駆けつけ、ハサンも味方に。

番外編はメンフィスが王になる前のお話を描いた「久遠の流れに」。こちらは本編のレビューの後に詳しく紹介。

 アルゴン王から身を守るために毒の花を飲んでもだえ苦しむキャロル。事態の深刻さを悟ったアルゴン王はすぐさま医師を呼ぶが、城内の騒ぎは地下牢にいるメンフィスたちのもとにも届き・・・。

惣領冬実『DOLL』感想&あらすじ


作品名 : DOLL―ドール―
漫画家 : 惣領冬実
出版  : 単行本 全1巻
ジャンル: バレエダンサー 恋愛
トーン : せつない
試し読み: DOLL―ドール―

[作品紹介]
少女漫画雑誌『別冊フレンド』の1995年8月号、1996年1月号掲載

[あらすじ]
踊ることであなたとつながる、愛しさが胸に溢れてく――。NYCBの話題作“DOLL”で主役を手にした新人マリエル。トップスター、アリューシャを相手に特訓は開始するが・・・。幾千もの熱い想いをこめて、ブロードウェイの夜に幕をあける、華やかなダンス・イリュージョン。

[感想]
バレエダンサーという、漫画化するのが難しそうなテーマを細部の描写にこだわり、リアリティを持たせて、生き生きと描いた作品。まるで登場人物が目の前で動いているみたいに躍動感があります。

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